Crying in H-Mart: 私に影響を与えた本
私に影響を与えた本を皆さんに紹介したいと思います。この本は Michelle Zauner(ミシェル・ザウナー)さんの「Crying in H-Mart」です。この回想録は ザウナーさんの韓国系アメリカ人としての人生と、癌と戦っている母親との関係について書かれている本です。
ミシェル・ザウナーさんは 韓国とアメリカ人のハーフでJapanese Breakfast と言うバンドで活躍しているためよく知られています。ザウナーさんは韓国料理と音楽を通して 自分の世界を描いています。食べ物の説明が細かく書かれていて、読んでいる時は 私もザウナーと一緒に キムチやタンスユクを食べている気持ちになります。よくこの本を読むと、お腹が空くことが多いです。
ミシェル・ザウナーさん |
なぜ私はこの本に影響を受けているかというと、「あ、私もそうだな」と思うところが多いからです。特に、最近 私が家族から離れて 日本に留学したことは ザウナーさんが大学に引っ越した時に似ていると思います。例えば、母の食べ物に似ているものがほしくて、レストランで買ったものは同じではありません。家族に相談したいことができません。細かいことも話したいけど、電話するほどのことではありません。
本の中で一番心に響いたところは ザウナーさんの母が亡くなった後、H-Mart に買い物に行ったら、母が買っていた海苔の種類がわからなくて、店の中で泣いた、というところでした。今まで、私は日本に来た時は 家族に頼っていました。早稲田に入学してから、自分の力で頑張って行けないところで、不安なところがたくさんあります。でもザウナーさんの経験を読んでいると、「私は一人じゃいない」と思って安心します。
この本を読んだ後、当たり前にいる家族にたいして もっと感謝の気持ちを伝えたいと思っています。ぜひ、皆さんも家族に電話をかけたり、ちょっとだけでも、感謝の気持ちを伝えてください。
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